ふとした時に思い出す、その過去を描いた映画。「ちょっと思い出しただけ」レビュー
部屋の片付け、引っ越しの整理などなど何かしているときにふと「過去の恋愛」思い出してしまう経験したことはありますか?
そんな「ちょっと思い出しただけ」を描いた映画「ちょっと思い出しただけ」見てきました!
個人的に伊藤沙莉が好きなのと、予告編を見て「あ、これ好きなタイプだ」と思い早速映画館へ。前情報は主題歌がクリープハイプの「ナイトオンザプラネット」ってことだけでそれ以外は予告のみ!
感想
いや、これはいい映画よ。すごく良かった。主題歌の名前が「ナイトオンザプラネット」そして主人公はタクシー運転手、あれこれはまさか何かしらの形で映画“ナイトオンザプラネット“が出てくるのか? と思ったが案の定出てきました笑
“思い出す“というだけあって、現在から徐々に過去に戻っていく時系列。最初は戻ってることに気づかなくて途中で気づくなんてことも…
間や空白など、思い出す瞬間があって自分のことじゃないのに思い出しているように錯覚する。すごく不思議な体験をしたように感じる映画でした。
みんなハマり役でした。
タクシーの中で、話しながらキスするシーン。
今まで見た映画のキスシーンの中で一番印象的かも。
「話したいことがある」とタクシーを降りる葉を引き止めてるのを見たドライバーが「話せるうちに話した方がいい」とメーターを止めて外に降りる場面。いやドライバーさんいい人すぎる!!
現在という時間軸に残されている過去の思い出の残りー
バレッタ、吹き戻し、猫…
もう戻ることのない、あの頃をちょっと思い出しただけ。その思い出に巻き込まれてくる映画です。あと主題歌のクリープハイプの「ナイトオンザプラネット」見にいく前には聞いちゃダメ! 聞かないで行って、「え!こうなるの!まじか!」と驚愕?のラストを迎えてそのまま余韻に浸りながら是非聞いてみてください。
この映画、何もかもがつながっていて、映画館からの帰り道は今まで見た映画ではない余韻に浸ってきました。(おかげで道間違えて遠回りした)