災害級の衝撃!! 「スタントウーマン」の話
アクション映画見ますか? 別にアクションじゃなくてもいいんだけど。
役者がダイナミックな演技をしたり、少し危険な演技をするってなると“スタント“って必要になってくると思うんだけど、どう呼んでます?
正直言うと、全部ひっくるめて“スタントマン“って呼んでました。
そんな歪んだ常識がひっくり返る映画。 それが今回、ご紹介する「スタントウーマン」です。
スタントと性差別
性差別なんて言うと固苦しいけど、スタントの世界にもやっぱりあるみたい。
特にアクション監督を目指そうとする女性には風当たりが強いとか。
「女性はねぇ…」「結婚したら厳しいよ、家庭に入る時間なんてないよ」なんて言われることもしばしば。 そんな差別問題についても触れていて、リアリティのあるドキュメンタリー映画でした。
感想
この映画の魅力は、なんと言っても今までのアクションシーンの裏話が聞けること!
バックトゥザ・フューチャーⅡ(以下BTTFⅡ)の裏話なんて今まで気づかなかった。 あるスタントの事故が起きてしまったんだけど、そのまま公開時の本編に使用されてるんだから。
その時の映像も、一緒に見ることができるけど確かに事故が起きてる。小さいようで痛い事故が。
ワイスピや前述したBTTFⅡなど「これ知ってる!」なる映画が多数登場していて、「え!このシーンってこうだったの!」となれるところも非常に多くて、すごいより衝撃という言葉の方が適切なのかって思うくらい、すごかった。
70年代より前あたりまでは、女性の映画監督が比較的多かったこと。それぞれが好きなように好きなものを撮ってる時代もあって、それはそれで良い時代であったり、商業映画というスタイルが確立されていくにつれて“男性社会“に近くなったりしたことなど、なかなか見ているだけでは分からない話も聞けるドキュメンタリー映画。
90分もないから、すごく見やすい。 そして面白い。
日常的に映画を含めエンタメに触れることが多い人は、絶対に見て損はない!!