繰り広げられる心理戦!? マスカレードナイト見てきた!
東野圭吾原作のマスカレードホテルに続く第二弾!「マスカレードナイト」が公開されて時間が少し経ちましたが私も見てきました!
そもそもマスカレードナイトってどういう意味なんですかね。というかマスカレードって何なんでしょう。
知ってる人からすれば今更何を…という話なのかもしれませんが一応。
名〙 (masquerade) 仮面舞踏会。 仮装パーティー。
※コトバンクより引用
らしいです(笑)
マスカレードホテルの時もそうでしたが、「ホテルに来られるお客様は何かしらの仮面を被っている」という言葉が今回も度々出てきます。
おそらく、その仮面のことを意図して“マスカレード“なのでしょう。
前回はフロントクラークだった山岸は、コンシェルジュとしての登場。
主軸である犯人探しの他に、フロントクラークとしての山岸の対応も楽しめる1度で2度美味しい作品です。
感想
前回のマスカレードホテル同様、登場人物が多いです。共通している人物も多いので覚えやすいですが、今回が初見の方や原作未読の方は結構覚えることが多くて大変と思う方も中にはいるのではないでしょうか。そして、当たり前と言えば当たり前なのですが“誰が犯人なのか検討がつかない“
「この人がきっと犯人だ!」「怪しいオーラが出ているな」と思う人はそれなりにいるのですが、ことごとくハズレ。いい意味で期待を裏切られます。そして実は、作品の中でもその犯人の思惑に警察は惑わされていっているのです。
すごく面白いですよね。警察の心情と視聴者側の心情が一致しているので、感情移入もしやすいし「なんで?」となるタイミングで作品中でも「何で?」ってなる。 そんな中に隠されている伏線。「これ伏線だ」と気づくものも多々あり、分かりやすい。ただ散りばめられすぎて、一体どこで繋がるのかが検討がつかない。 そして迎える後半の伏線回収ラッシュ。これがまた爽快で気持ちが良い。
犯人VS警察。でもあるのですが、ホテルマンVS警察でもあるこの作品。人に対して善と見るのか悪と見るのか。価値観が正反対の職業であるからこそ出てくる葛藤や問題。そして妥協点。そこの折り合いの付け方も見所の1つです。
人と会う時や話す時、先入観はあまりよろしくないとは言うもののどうしても持ってしまうのが人間の性。それが吉と出るのか凶と出るのか、お客様、ホテルマン、警察。色々な視点で楽しめる作品となっています。
マスカレードシリーズは実はマスカレードイブしか読んだことがないので是非原作も読んでみたいところ。
気になった方是非、劇場でご覧ください。