私のエンタメが止まらない!!

見たり触れたりしたエンタメについてただただ綴っているブログです。 気まぐれにに更新中。

大手出版社の壮大な騙し合い!? 騙し絵の牙

本…読みますか?

最近だとデジタル配信も増えてきてますが、やっぱりデジタルは慣れない。

KindleとかKoboとか入ってはいるけど結局紙媒体に戻ってしまった。

 

なんて話はここでは深く触れず、そもそも雑誌って最近手に取る機会が減ったな。って思いまして。

確かに毎月買ってる雑誌はあることはあるけど、情報収集=雑誌が情報収集=Webメディアになってるような気がしてならない。

別に悪いことではないんですけどね。

 

そんな雑誌と出版の苦境に立たせれている薫風社。その会社での壮大な騙し合いの物語です。

「弱肉強食」「面白いことってなに」「大どんでん返し」そんな言葉がピッタリな映画となっています。

f:id:entame_tomaranai:20210905093738j:image

 

詳しいストーリーはいろんなところで確認できると思うので割愛しますね。

 

感想

新人編集者「高野」と廃刊寸前の雑誌トリニティの編集長「速水」この2人の掛け合いがまず面白い。そして速水が何を考えているのか分からない。「え、さっき騙されてたの」という感じがすごくある。 そもそも私、予告編に騙されたって思ったけどね…笑

 

雑誌は存続できるのか、そもそも季刊誌に落ちた薫風はどうなるのか。そんなワクワク感を常に楽しむことができる作品。

小説の時点で速水=大泉洋と当て書きしているみたいで、当たり前だけど速水のハマり具合は本当にピッタリ。周りに出てくるキャストもすごく良く、どの人もハマっていた。それに、池田エライザのあの狂い具合は、結構ハマってたと個人的には思う。

 

速水が求める「面白さ」そして出版社の求める「収益」この2つの両立って、すごく難しいんだろうな。

とある記者会見のシーンに何故かいた速水。そしてそれを見つける高野。こんな感じで、何故か何かあるたびにいる速水がどこでどう裏を引いているのか。次は何をする気なのか。全く予想がつかない分、騙された!って思うこともあれば「そうきたか…」と思うところもしばしば。

 

トリニティがどう進展し、速水が目指しているものはなんなのか。そしてそれを取り巻く周りの人たちは何を考えているのか。

ずっと速水を側で見てきた高野は何を感じ、何を面白いと思うのか。

速水を唸らせる予想外なラスト!テンポもよくすごく見やすいエンタメ作品となっています。

出版や本に少しでも興味があるのなら見て損はない!

 

映画の主人公は高野だったけど原作だと速水自身になっているみたいで、早速「書店」に買いに行きたいと思います笑